60代 男性 Kさん
・主訴 膝の痛み
H27年2月頃より膝の痛みがあり。(原因は思い当たらないが、仕事が忙しかった。)
整形では、膝の内側に骨棘ができており、それが痛みの原因だと診断された。
色々な整体・接骨院に行ったが、あまり変化が得られなかったため当院を受診。
来院当初は正座全くできず、足は引きずる状態。
痛みとしては特に膝の内側が痛む。
・中医学的な問診によるKさんの身体の状態
Kさんの外的所見として太りぎみで、膝の経絡経筋(ツボの流れ)に異常を起こしやすくなっている状態。
飲食不摂もあり、脾胃(膝をツボの流れが通る)に負担をかけやす状態になっている。
また、一日におけるトイレの回数が多く、夜間にも2~3回ほどトイレに起きたりすることがあり、
腎(加齢からくる弱り)にも異常が多少なりともあることが読み取れる。
現在も仕事をしているので、神経を使うことも多々あり、肝(ストレス)にも多少の異常はある。
体表観察(ツボや脈診などの確認)において一番反応が強かったのは、脾経であり、次いで腎経、肝経であった。
・治療
上記で述べたように、脾経のツボの反応に左右差が大きくあり、また、肝腎経のツボの反応も出ていたので
それらを考慮しながら少数の針で治療を行いました。(公孫/照海/太衝など、多くても3本のみ)
・治療効果
(他覚的)
可動域広がる。
舌脈ともによくなる。
(主観的)
膝のツッパリ感はあるが、正座ができるようになる。
膝が上がりやすくなった。
膝を捻るとまだ痛みがあるが、前より痛みがなくなったためか、もも裏が少し気になるようになった。
夜間のトイレの回数が減った。
・養生指導
食生活をバランスよくすること。
間食を控えること。
膝に大きく負かがかからないくらいに動かすこと。
・まとめ
基本的に膝は色々な経絡が通行しています。
どの経絡に異常があるのか、どの臓腑に異常があるのか見極めるのが大切なことだと思います。
Kさんの場合は、主に脾胃の異常から膝の痛みを生じたと考えましたが、まだ多少痛みが残っていますので、
今のところはこの治療を継続していくとともに、頻尿・夜間尿もありますので、
こちらの症状も含めて治療していきたいと思います。
肩こり・腰痛(ぎっくり・急性)・鬱病(うつ病)・自律神経失調症から、
頭痛・生理不順・PMS(月経前症候群)・不妊治療の婦人科疾患、
がんやパーキンソン病、ALSなどの難病にも鍼灸治療をぜひどうぞ。
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