こんにちわ。いっきゅうです!!

今回の症例は、指定難病でもある筋ジストロフィーの子の症例です。

当時は3歳で、現在は元気よく小学校に通っています。

特殊な症例ですが参考までに。

筋ジストロフィーとは、簡単に言うと筋肉が壊れやすく、再生しにくい遺伝性の筋疾患です。

主な症状としては、筋肉の障害における運動機能低下です。

進行していくと呼吸器障害、心筋障害、嚥下障害等様々な機能障害、合併症を伴います。

この患者さんはデュシェンヌ型なのかベッカー型なのか診断がついていません。

主な症状

立ちにくい。

当院に来るまでは他院で足に針を刺して通電させる治療をしていたそうで、

治療後は3~4日ほど経つと戻るとのことでした。

治療

小児鍼(ローラー鍼・古代鍼)・打鍼・お灸を用い全身に施術を行う。

基本は肝(自律神経)に対する治療を行い、状態を見て胃腸や腎に施術を行った。

治療経過

急激に変化が出るわけではないが、治療を行って7診ほどでご両親からは

”大腿部、下腿部が柔らかくなった。立ち上がりが前より早くなった。”とのこと。

以後は現在の状態(親御さんからの情報)。

・ 少しではあるがジャンプができるようになる

・ 速足で歩ける。

・ 一歩ずつではあるが階段が登れる。

・ しゃがめる。

・ 前よりも活発に動けている。

成長過程での変化もあると思うが、現在悪化はない。

他の筋ジストロフィーの子と比べることができないので、

現在の状態が良いのか悪いのかは判断できないが、

お医者さんいわく、小学校1~2年生になるころに悪化しやすい傾向にある。ということなので、

これから注意深く観察、治療を進めていきたいと思っています。